【店内の雰囲気はBGMで変わる】MINX 知念弘行さんに聞いた!サロンBGMへのこだわりを大公開!
店舗において音楽というのは居心地の良さを演出する上で、なくてはならない存在。
そんな雰囲気づくりに必要不可欠なBGMについて、今回は「Smart BGM」という業務用音楽配信サービスをご紹介すると共に、高校生からDJを始められ、入社半年後くらいからずっとMINXのBGMを担当されている、MINX ginza central ディレクター知念さんに Smart BGMを利用された感想を伺いました。
選曲のプロ知念さんにこだわりのプレイリストや、BGMを選ぶポイントも伺っておりますので是非最後までご覧ください☺
ー 早速ですが、美容室のBGMを選ぶポイントやこだわりについて教えていただけますか?
知念さん:美容室という場所として、テンポのゆる過ぎる曲は選ばないようにしています。
こだわりの前に、サロンのBGMはハサミのテンポや仕事のリズムに関わってくるものなので。とは言え、音楽の好みは人それぞれですので、サロンのBGMやテンポも選ぶ人で変わるものだと思っています。
MINXで言えば、私が入社したときはテクノやハードハウスが多かったんです。当時のスタッフの好みでもあったし、ヘアショーにはハードな音楽が合っていたからです。そんな背景から、MINXのBGMもハードめな選曲がスタンダードになっていました。
私が入社してサロンBGMを任されるようになったのですが、「店内の雰囲気はBGMで変わる」 ということを意識していました。実際にR&Bや、ボーカル入りのハウスなどを選曲することで、それまでのBGMのテイストよりも、優しい印象をお客さまが感じる空間になったと思います。
BGMの選曲については流行やそのサロンの背景もありますが、お客さまの好みとマッチングしているのがいちばん良いと思います。スタッフの働きやすさはもちろん、お客さまの居心地とのバランスを見ながら選曲できると良いですよね。
ー なるほど。そうやってスタッフやお客さまに合わせることで、BGMの効果はどう変わるんでしょうか?
知念さん:サロンの内装と音楽がマッチしていると、店内の雰囲気は本当に良くなるんですよ。
当時のMINXはクールでかっこいい選曲が多かった訳なんですが、働いていた店舗は結婚式のチャペルをイメージした内装だったので、内装に合わせてハッピーなBGMに変えました。
美容師は内装によって服装を合わせるのも得意なので、内装・音楽・ファッションの統一感も出てきます。美容室経営にとって、美容室を任される人にとって、絶対的に必要なアイテムが音楽なんです。
MINX ginza central の内装は、フロアは白黒~モノトーンでモダンなデザインで、シャンプーブースは緑~癒しっぽい空間デザインのつくりに分かれています。空間が分かれているので、BGMも2つに分けて、メリハリを付けています。
ー それでは、実際にどんなプレイリストを流されているのでしょうか?
知念さん:常にフレッシュな曲を流したいので、過去に流行った曲や、ベタな定番曲は選ばないようにしています。
今はディスコ寄りのPOPがはまると思っています。お客さまの印象的にも良いですし。歌モノに寄せることが多いですが、歌モノばかりにならないようにも注意しています。
あとは、テンポが早すぎずビートも強くない曲を選んでいますね、テンポが遅すぎるとサロンの雰囲気もゆるくなってくるからです。専門的に言うとBPM110~119の曲に限定して選んでいます。
ー テンポを統一すること自体がユニークですし、サロンBGMに必要な特徴とも言えそうですね。
ただ、CDだと一般的にBGM目的では制作されてないので、どうしても緩急が付いてしまいますよね?
知念さん:緩急もそうですが、曲と曲の間の無音がイヤなのでDJがつくるMIX CDを流すことが多かったですね。
美容室は、お客さまが2時間~2時間半ほど滞在しながら入れ替わっていく仕事です。お客さまがどんどん入ってくる中で、常にフレッシュな曲が流れていて欲しいと考えています。
大切なお客さまが、美容室の入口に来た時に 「美容室に来たな」 と明るいハッピーな気持ちになって欲しいじゃないですか。だから、テンポが遅い曲の時にお客さまが入ってこないように、緩急はつけたくないんです。曲と曲の間に3~5秒、無音の時間があることも接客として絶対に気まずいですよね。
ー こだわったプレイリストを流すのは手間も多いのではないでしょうか?
知念さん:営業後にCDを入れ替えたり、買いに行ったりBGMには実はすごく手間が掛かっていると思います。
当時はCDを1枚1枚購入して、同じ曲が流れないように25枚入りCDチェンジャーを使って流していたんですよ。営業時間外に対応していたので、正直大変に思うこともありました。そういった手間を掛けてでも、同じ曲ばかり流れてお客さまとスタッフが飽きてしまわないようにしていました。
ー 最後に、サロンBGMにこだわる中でSmart BGMを選んだポイントは何だったでしょうか?
知念さん:まずは 「JASRAC への支払い」 を会社としてきちんと対応することがポイントと思います。
JASRAC への支払をやっていくことは当然決まっていましたが、直接やり取りするよりもすでに支払処理されているサービスに入る方がスムーズですし、MINXは多店舗で出店もあるサロンなので、店舗ごとにバラバラのサービスにならないよう統一しておきたいという考えもありました。
後はまとめになりますが、「フレッシュな選曲ができる(定期的に更新されている)」 こと、「美容室に合うテンポのプレイリストがある」 こと、「美容室に合うジャンルから選べる」 という点が選んだポイントですね。
ーSmart BGMも、より美容室に合うプレイリストを増やして参りますのでよろしくお願いいたします。
丁寧にお答えいただきありがとうございました。
Smart BGMとは
Smart BGMとは、ユニバーサル ミュージック直営の業務用音楽配信サービスです。編成力の高いプレイリストによって店舗や施設などに合った空間演出力に長けたBGMを利用することができます。
トラブルシューティングのためのサポートセンターが用意してあり、サポート体制が万全の他、最大のポイントは著作権や著作隣接権といった権利を適切に処理するなど、安心して店舗で利用できるサービスとなっています。
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profile
知念弘行(Hiroyuki Chinen)
ハリウッド美容専門学校を卒業後、2006 年に都内美容室 MINX に入社。
2019 年8月より「MINX 銀座五丁目店(現MINX ginza central)」の店長、2021年4月には代表に就任。
サロンワークを中心に活動し、サロンワーク以外ではヘアメイクとして店外での雑誌撮影、PV撮影、国内、海外でのセミナー講師として経験も積んでいる。またHi-6(ヒロ)の名でDJとして、2005 年より都内CLUB にて活動し、 現在も多くのレギュラーイベントに積極的に参加している。
長年アナログを掘り続けてきた確かな経験値と選曲を武器に都内各地のフロアをロックし続けている。
また美容業界、芸能関係者と幅広く交流を持ち、音楽の流行に関しても人一倍の嗅覚を生かし、2017 年には美容師業界初のオフィシャルミックス CD「Manhattan Records & MINX presents”FRAGRANCE“mixed by DJ Hi-6」もリリース。
美容師とDJの2つの顔を持つ、今では数少ないマルチに活動する美容師の一人である。